ル・アーブル

ル・アーブル+拡張セット 日本語版

この記事はWeekly Board game reviewの2週目の記事です。
港町で自分の建物を建てたりしつつ船を建設し商品をどんどこ輸出したりするゲーム。見た目からしてアグリコラ。安定のローゼンベルグ。

1〜5人用。通常ルールとショートルールがありショートだと大体半分くらいの時間で終わるらしい。まだ通常ルールやってないので分からないけど。

手番でできることは基本的にリソースの補給か建物カードのアクションをするかの2択で、それにプラスして手番中いつでもできるアクションが幾つかあるだけ。凄く簡単なはずなのにルールブックがやたら複雑に書いてあってルールを把握するのにレビュー読みまくったりbggのフォーラム漁ったりする必要があり半日くらいかかった。最悪。

準備

ボード全景。人数に合わせてカードを選んだりとちょっとめんどくさいが全部図示されているので分かりづらい事はない。

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ボードのリソース置き場に指定されている分だけリソースを置いておく。フランがこのゲームのお金の単位で、補給されるリソースは魚・材木・粘土・鉄・麦・牛があり、それとは別に毛皮と石炭がある。

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カードも人数によって指示されている初期カードを配置。残りのカードは均等に3つの山に分け、それぞれの山でカードが数字順になるように並び替えて場に置いておく。これは建設計画の山で、プレイヤーはここの山から建物を建てることが出来る。

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これと別にゲーム開始時から既に街に建っている建物をいくつか置いておく。これも人数によって何が最初に建設されているか指定されている。

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それと船カードも人数によって何枚目に何が出るか指定されているのでその順に積んで置いておく。船カードは裏がラウンドカードとなっており、そのラウンドの終了処理を図示している。

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これらの山はどのカードがどこの山の何枚目にあるか、完全に公開情報。通常ルールの場合はこれに追加で特殊な建物カードをランダムに6枚取り山を作る。こちらは完全非公開情報。

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中央の川? には各プレイヤーの船駒と裏返しにしたリソースの補給タイルを置いておく。1ラウンド目に順番にこれらが表になり、ラウンドでのリソース補給の順番が徐々に明らかになっていく仕組み。

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それと各プレイヤーは5フランと石炭1個、自分の色の労働者駒1つを受け取る。

ゲーム進行

各プレイヤーが順番に手番を行う。手番はまず補充を行い、その後にメインアクションを行う。ラウンドは人数に寄らず7手番で1ラウンドで、ラウンド終了時には食料を支払ったり特定のリソースについて生産が行われたりする。これを規定ラウンド行うと一番最後に各プレイヤーはメインアクションを1回ずつ行いゲーム終了。建てた建物の価値と所持金を足した金額が最も多いプレイヤーが勝利。

最終的に持っていたリソースはお金にならないので必要なだけ取り、無駄なく消費できるかが重要になる。

手番

手番は補充とメインアクションの2つに分けられる。

まず自分の船駒を先頭の補給タイルの上まで動かし、そこに書いてあるリソースをストックから取り補給スペースに置く。1ラウンド目は補給タイルが裏向きになっているので船駒を移動したら表にする。補給タイルの場所はゲーム中に変わることはないので1ラウンド目だけ何がいつ補給されるか不定といった感じ。

利息と書かれている補給タイルに移動した場合、借用証を借りているプレイヤー全員は直ちに1フラン支払わなければならない。借用証はまぁその名の通りで、お金が足らなかった場合に借りることができ、1枚借りると4フラン直ちに貰える。が、返すのに5フラン掛かりさらにゲーム終了まで持っていると-7フランになってしまうという代物。借金はしないに限る。

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リソースの補充が終わったらメインアクションを行う。メインアクションは、
・補給スペース1つからそこにあるリソース全てを受け取る
・自分の労働者駒を現在とは建物に移動させ、その建物の効果を使う。
のどちらかを行う。

リソースを受け取る場合はそこにあるもの全てを1度に貰えるので、自分が欲しいものとの兼ね合いもあるが基本的に数の多いものを選ぶのが安定する。手番が進めば進むほどリソースは補給され一度に取れる数が増えるので、他プレイヤーと取るタイミングの探りあいが起きる。

建物の効果を使う場合は自分の労働者駒を効果を使いたいカードの上に移動する。選べる建物カードは既に建設済みのものだけで、建設計画の山の建物は使うことができないが、他のプレイヤーが所有している建物か街の建物は使うことが出来る。また、誰かの労働者駒が既に乗っている建物には移動することができない。

基本的に手番はこれだけ。一応追加アクションとして
・購入 → 建設計画(建物の山札)の1番上か街の建物、船をお金を払い自分の建物にする(自分の手番中いつでも)
・売却 → 自分の建物を半額で街の建物にする(ゲーム中いつでも)
・返済 → 5フラン払い借用証1枚をストックへ戻す(ゲーム中いつでも)
が選べる。が、基本的に購入以外はあまり発生しない。

建物カード

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カードはこんな感じで、建物名の横にその建物の購入金額(ゲーム終了時の価値)があり、左上に建設する際のコスト、右上に使用する際のコストが書いてある。中央市場を建てる場合は材木2つが必要で、使用する場合は食料2か1フランが必要といった感じ。
さっきからちょいちょい話している建設は写真一番左の工務店を使用するとできる行動で、建設計画の山札の一番上の建物を、建設コストを支払って立てる事が出来る。建てた建物は自分の前においておき、ゲーム終了時に換金される。
また自分の建物を使う場合は使用コストを支払う必要がなく、他プレイヤーが使った場合は使用コストをもらうことが出来る。街の建物を使った場合は使用コストはストックに支払う。一番右の製パン所を使うには食料1を支払う必要があるといった感じ。

ラウンド終了

という感じで手番を回す。7手番行うと1ラウンドで、ラウンド終了時にはラウンドカードに書いてある分の食料を支払い、船が港にやって来る。

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これがラウンドカード。基本的にプレイ人数に対応する行だけを見れば良くて、黒丸の数字がラウンド数(白丸はショートプレイでのラウンド数)で、真ん中に書いてある分だけ食料を支払う。食料の隣にカードが書いてある場合は街の建物が追加され、カード上部に収穫と書いてある場合は収穫アクションが発生する。一番右の数字は次の手番が何番目のプレイヤーから始まるか書いてあるだけなのであまり気にしなくて良い。

街に建物が追加される場合は、書いてあるカードの種類で処理が変わる。特殊な建物カードが書かれている場合は、特殊な建物の山から1枚表になり、街の建物に追加される。通常の建物カードが書かれている場合は、建設計画の山で一番小さい数字の建物が街の建物に追加される。こんな感じで誰も建物を建てたり買ったりしなくても自動的にゲームが進む仕組みになっている。

収穫は、麦を1つ以上持っているプレイヤーはストックから追加で1つ麦を貰え、同じように牛を2つ以上持っているプレイヤーは追加で1つ牛を貰える。このゲームにおいて食料となるのが魚・麦・牛だけなのに毎ラウンド食料の支払いが発生するので、この収穫で食料リソースを増やすのもなかなかに重要となっている。

そんな感じでラウンドの処理が終わったら、そのラウンドカードを裏返して船置き場に配置する。

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船カードはこんな感じで、自分の建物として建てると毎ラウンド食料を出してくれるようになる。建設コストの割には建物としての価値は低いが、毎ラウンドの食料調達に奔走しなくて良くなるので大変に重要なカードになっている。また最後のほうで出てくる海運会社でリソースをお金に変えるのにも船が必要となっている。

ゲーム終了

規定ラウンド行ったら全プレイヤー最後に1回だけメインアクションを行って終了。その時点の手持ちのフランと自分の建物の価値を合計してから借用書1枚につき-7フランして一番所持金額の高い人が勝ちとなる。

感想

手番の選択肢は本当にシンプルで、リソース取るか建物使うかの2択でしかないのに、ルールブックがやたら分かりづらいのが本当に頂けない。

リソースはカードの効果でより価値の高い製品になったりするが、重要なのは食料かその他という所で、食料以外のリソースは全て建物を建てるか、建物効果を使う際に必要なだけである。ゲーム最初の方はいかに効率よく食料を調達するかという感じで、かなりカツカツなマネージメントが求められる。中盤から船を建てたりして食料が安定して賄えるようになるとやっと自分のやりたい事が出来るようになってくる。そんな感じで、やたらと管理すべきリソースが多いのはローゼンベルグだなぁと思う。

ゲーム全体として非公開な情報が、1ラウンド目の補給タイルの順番と特殊な建物以外に無いのでラウンドの行動方針を決めやすいのは良いと思う。こんなにゲーム全面にテーマがあるのにガチガチのゲームってのがちょっと面白い。アブストラクト強い人は強いのかもしれない。

まだ通常ゲームはやっていないけど、ショートゲームだと食料供給できるようになってきたぞ!って所でゲームが終わってしまうので、通常ゲームならもう少し生産の楽しみもあるかもしれない。

ローゼンベルグといえばアグリコラだが、アグリコラと比べても非公開な情報が圧倒的に減って、ほぼすべてのゲームリソースがプレイヤー共有のものとなっている。他プレイヤーの建物も使用可能というのが本当にそれで、アグリコラは自分だけが使用できる手札も有り、プレイヤーそれぞれの庭をつくり上げる箱庭ゲームだったのに対してル・アーブルはプレイヤー全員で1つの港町を発展させつつお金を稼ぐみたいな感じなのが対比できて面白い。

ル・アーブルもアグリコラのように2人用の奴も出ているらしいのでコレも欲しい。

ル・アーブル:内陸港 日本語版
アグリコラ (日本語版)
アグリコラ:牧場にもっと建物を 日本語版

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