K2

#boardgames #bgg hardest #K2 challenge!!

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この記事はWeekly Board game reviewの4週目の記事です。

世界で2番目に高く、世界で1番登頂が困難と言われるK2に挑む。
ボードは両面印刷で、表は低難易度のコース。裏は高難易度のコースになっている。また登頂シーズンも晴れが多く比較的登りやすい夏季、曇っていたり吹雪いたりする冬季の2つから選ぶことが出来る。
美麗なボードのイラストは南側から見た実際のK2と同じで、進むコースも南側のルートに則って作られている。細かいが嬉しいこだわり。
ちなみにK2は未だに冬季の登頂が成されていないらしい。それほど厳しい山を前に、一体この登山家たちはどれほどの記録を残せるのだろうか…というゲーム。

準備

ボードと天気タイルのそれぞれの難易度を決める。天候タイルは2枚めくり順番に並べ、一番最初の天候にマーカーを置く。また、リスクトークンと呼ばれるトークンを裏返しでシャッフルし、3枚表に向けておく。

リスクトークン

リスクトークン

各プレイヤー自分のコマ・自分の山札・自分の登山家の体力ゲージボードを受け取る。

playersetup

登山家・テント・体力

何故か体力は1からスタート。もっと体調整えてから登山に挑んでくれという気持ち。登山家のコマは2種類2人で各プレイヤー4つずつある。片方が実際にK2を登るコマで、2種1個ずつをボード一番下のベースキャンプに置く。もう一方の登山家コマは登頂記録用にボードの端のスコアトラックに置く。

basecamp
自分の山札をよく切り、6枚引いて手札とする。スタートプレイヤーマーカーは適当に。
ベースキャンプに登山家を置いた当たりからテンションが上がり始める。

ゲーム進行

ラウンドは1日単位で表され、1日は
1. 行動選択フェーズ
2. 行動フェーズ
3. 体力増減フェーズ
4. 体力チェックフェーズ
5. クリーンアップフェーズ
を順番に行うと終了する。
天候タイルに18日分のマスがあり、これらを全てやったらゲームが終了で、自分の登山家2人の登山記録の合計が最も大きかったプレイヤーが勝利する。同点の場合は高いところへ登っているプレイヤーで比べ、それも同じなら最も高いところへ1番早く到達していたプレイヤーが勝利。

1. 行動選択フェーズ

全プレイヤーは6枚の手札から今回使う3枚を選び、自分の前に裏向きで伏せておく。
カードは行動力カードと休憩カードの2種類に分かれている。緑のが行動力、青いのが休憩カード。行動力カードはその分だけ登山家を進めることができ、休憩カードはその分だけ登山家の体力を回復できる。ロープカードは行動力カードだが、登山の場合は小さい方の移動力、下山の場合は大きい方の移動力で行動ができる。逃げ足は速い。

S__15646724

2. 行動フェーズ

全員一斉に伏せていたカードを表にし、スタートプレイヤーから順番に処理を行ってゆく。
休憩カードはその数字の分だけどちらかの登山家の体力を回復する。行動力でも同じだが、この数字はカードで句切られており、3の休憩カードを出して2人の登山家の体力を1, 2ずつ回復するというような分配はできない。なので3は割と出しどころが重要になる。
で、行動力カードはその数字の分だけ登山家を登山または下山させる。1登って2降りるみたいな移動の仕方は出来ないので注意が必要。この前間違えた。
ボードのマスには黄色の丸でそのマスに入るのに必要な移動力が書いてある。書いてないマスは移動力1で移動が出来るマスになる。ベースキャンプ近くは移動力1のマスばかりだが、山頂付近は移動力2が基本になりなかなか動けずに辛くなる。登山っぽさが出ている。

S__15646727

また、登山家が居るマスの移動力分を支払うとそのマスにその登山家と同じ形のテントを張ることができる。自分の登山家が自分の色の登山家のテントと同じマスに居ると次のフェーズで体力を1回復できる。自分色のテントであればどちらの登山家も使うことができるので、一人が少し無茶して上の方にテント張ってから下山し、もう一人が体力を回復してからそのテントに向かう、みたいな連携もできるので楽しい。が、テントそれぞれゲーム中に1度しか張ることができないのでどこに張るべきかなかなか悩ましい。
また、それぞれの高度で1マスに留まれる人数が決まっている。これも移動力と同じくベースキャンプ近くは沢山居れるが、頂上付近だと1人しか入れないみたいな事になっている。そのマスに止まれないという制限なので通過することはできるのだが、頂上付近になると移動力もバカにならないので居座られると通過するだけの移動力も用意できず、頂上到達したが下山できずに凍死みたいなことも起こる。実際の登山でも頂上付近渋滞が起きるらしくそういう再現になっている。K2でもこれ原因の事故あったらしい。
で、出したカードの行動力の合計が最も大きかったプレイヤーは表になっている3枚のリスクトークンの中から1枚取らなければならない。最大の人が複数人いた場合は誰もリスクトークンを受け取らなくてよい。リスクトークンはその数字の分だけカードの数字を減らす(行動力・休憩どちらでも可)か、登山家の体力を減らさなければならない。登山において無理な進行は常にリスクと隣りあわせという事を頭に入れて置かなければならないのだ。

3. 体力増減フェーズ

全員が行動を終えたら登山家が居るマスに応じて体力の増減を行う。
上の写真で赤丸・青丸で数字が書いてあるマスがあるが、そこにいる登山家はその分だけ体力を消耗・回復する。

4. 体力チェックフェーズ

体力増減の結果、体力が6よりも大きい登山家は体力を6に合わせる。また体力が尽きた登山家は死ぬ。突然の死。

#K2 #boardgames #bgg team leaders died. K2 in winter season is very very very hard…

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無茶して死んだの図

死んだ登山家はゲームから除外され、得点となる登頂記録も最低になる。
無常。

5. クリーンアップフェーズ

各プレイヤー6枚になるように手札を補充する。山札はゲーム中に何度か回るようになっており、山札が尽きても補充ができず、最後の手札を使い切ってから捨て札をリシャッフルして山札にする。
そして天候マーカーを次の日へ進める。

天候

天候マーカーは単なるターンマーカーではなく、その日の天気によって色々な障害を引き起こす。

S__15646722

右、夏の天気で易しい 左、冬の天気で難しい

こんな感じに、ゲージで高度、アイコンで天気、数字と色で効果が描かれていて、対象高度にいる登山家は移動の際に追加で移動力が必要になったり追加で体力を減らしたりしなければならない。左下のタイルなら3日間それぞれ追加で体力を1減らさないとならない。ただし対象が1日目は6000m以上、2日目は7000m以上3日目は8000m以上にいる登山家のみになっている(分かり難いがゲージが微妙に変化している)。

天気は最大5日先まで見えているのでこれを見ながら戦略が練れるようになっている。

感想

K2、存在は前から知っていたけど箱のアートワークであまり惹かれなかったので調べもしていなかったが、ボドゲ紹介 Advent Calendar 201511日目の記事をみてめちゃくちゃ面白いやん!となり即amazonで購入した。日本語版買ったつもりがドイツ語版で日本語ルールも落ちていなかったので仕方なく英語ルールを読むことになった。という経緯。

ゲームは毎回ドラマが生まれて本当に面白い。
天候を見ながら他のプレイヤーの調子も見てリスクトークンを取らないギリギリを考えたり、あえて移動しない事で後のプレイヤーの移動を阻んだり。考えようと思えば色々考えられるし、ひたすら上を目指して突進してくのもいい。プレイヤーの山札は全員同じカード配分なので、トータルでの行動数は同じはずで、いかに効率よく体力を減らさず進むことが出来るかという最適化問題っぽさもある。

重要なのはやはり天候マーカーで、これがゲームに起伏と戦略をもたらしてくれる。向こう3日はとりあえず天気良さそうだから少し無理して登ってからテント張って考えようとか、山頂付近だけ晴れてるから頂上目指すなら今しかないとか、そんな感じで本当に雪山登山で変わりやすい天気に一喜一憂する感じ。ちなみに登山家の命は本当に儚くて、次休憩カードが来ればなんとかなるし大丈夫みたいな少しの無茶でもあっけなく死ぬ。なので天候も見つつちゃんと計画をねって進むのが重要。とはいえリスクトークンもあり完全に読めるわけではないのでうわ死んだ…みたいな事故が起き、それはそれで面白い。

ちゃんとテーマに沿ったルールになっているし、イラストも申し分ないほど綺麗で、これがボードゲームだ!って感じで出すのに最高な感じがする。
おすすめゲームは断然にコースも天候も両方難しい方で、実際の登山のようなつらさを感じながらプレイしていただきたい。

あ、実際の登山はこのゲームやってめっちゃ怖さを感じたので当分はいいです。

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